宇佐美みらとの穏やかブログ

メイドスキー歴10年くらい。秋葉原に関わる人が好き。穏やかに生きたい、穏やかラブな宇佐美みらとの個人ブログです。

初めての推しメイドと、さようならをした日

ちょうど1年前、私は所属していた秋葉原の老舗メイドカフェを卒業させていただきました。
理由は、自分自身が思うメイドの世界観を自由に作り上げてみたくなったから。です。

これまで卒業は2店舗ほど経験しておりまして
どれもたくさんの方に見送っていただき、
愛を感じながら、その日の夜は胸がいっぱいで眠れず、次の日からは半分泣きそうになりながら
ぼんやりと過ごしました。

お給仕していた日々はまるで夢物語だったような気がしながら、オタク業界ではない、一般人の世界に身体がトロトロとだんだん溶けていくような感覚になったのを覚えております。

本当は、メイド博覧会の感想を先に書き上げようか迷ったのですが
久々にはてなブログにログインした所
丁度去年、こちらの記事が途中まで下書き保存になっており
自分自身で読み返してみたところ
なかなかの気持ち悪さと、結構おもしろいやん!って感じだったので
私がメイドスキーを10年以上続けていた中で初めて経験した【始めての推しメイドとの別れ、卒業について】綴ってみようと思います。

……私は中学3年生くらいの時から色々なメイドカフェに遊びに行っていたのですが
メイドさんが好き」基本揺るがない強い気持ち 
を持ちながらも、特定の誰かのファンになるとか特定の誰かを推すと言った事は意外とありませんでした。
え、散々話してる憧れのメイドさんいるでしょって思った方…(俺について詳しいやん?)

これまで何度も各所で話している、ありささんですが、実際にありささんのお給仕は受けた事ないんです。
恥ずかしながら、ありささん目当てに一人で店舗に通うなどはしたことは当日子どもだったので勇気と財力がなく
メディアで見かけてからは、本やネットの情報を追いかけたり、コミケに行きありささんのサークルでお買い物をしてご挨拶をさせていただく程度でした。
(むちゃくちゃ愛は強く尊敬していますが…!)

どこか神格化していた部分があったため、ファンではあるけれど、推しとかそう言った感覚ではないメイドさんだったため
また別の事になってくる…ということだと説明しておきます。笑

話は戻りますが、私がはっきりとこのメイドさんがすき!
今日はこのメイドさんが居るといいな。と思ったのは横浜のとあるメイドカフェでした。
そこはシフトを公開していなかったため、学校が終わった後にお店に向かう時は「今日は○○さん、いるといいな。」と胸の音が外に漏れそうなくらいの状態で店舗に向かい、急ぎ足になる足元のローファーを今でも覚えています。

…小柄でかわいらしいお姿、チュルッとした髪質のボブヘアーで、ちょこっとだけ髪をすくってハーフツインにしている、いつでも一生懸命な、ギャルゲーの幼なじみポジションの愛らしいメイドさんでした。
(中学生の時からギャルゲーをやっていたのがバレる)
遊びに行った時は、いつでも元気に、私の名前を呼んでくださり、本当にゲームのキャラクターのように明るく迎えてくれました。

…ただ、そのいつのまにか店舗に立つことがなくなってしまい
きちんとしたらお別れの言葉を言えないまま、お別れなってしまいました。

その後、わたし、この人にめろめろだな!ファンだな!とメイドさんに対してはっきり自覚することはありませんでしたが
(それでもそのこと自体がさみしいとは思っていませんでした)
引き続きメイドカフェは大好きでした。
あくまで、世界観、接客。
そこでのゆったりとした時間。
そう言ったものが、私を癒やしてくれていました。

なので、はっきりとは、卒業式やお別れの言葉を伝えて別れる。と言った経験は実はなかったのです。

…しかし、時は流れ、私が社会人になったころ。
この頃は、会社と掛け持ちでメイドカフェで働くことはなく
バリバリ一般の会社で勤務していた時でした。

横浜のある場所に、私の好きそうなテーマの可愛らしいアンニュイなメイドカフェが出来たのをネットで見かけました。
会社からも近いし、いつか行ってみたいなーと思っていた矢先、そのお店がテーマを立て直しリニューアルオープンすると耳にし
しかも友人がそこのメイド長として活躍するというものですから
私も友人を連れ、プレオープンの日にお祝いに駆けつけました。

お祝い、と言っても
私は思いっきりメイドカフェを楽しむつもりでいつも通り楽しんでいた訳ですが、
素敵な店内だなー、まだ慣れないオペレーションの中でメイドさんみんながんばっているな、友人であるメイド長の子も、指導をきちんとこなしているなぁ…と思っていたその時
運命が訪れたのです…
(ここから一気に気持ち悪くなります。無理な人はブラウザバックしてね)(古の表現)

ふと、ホールに目をやると
華奢な身体に、サラサラのロングヘアの透明感たっぷりのメイドさんが目に入りました。
遠目でも分かる、グラデーションリップがとってもおしゃれ。魅せるパフォーマンスとしても、手が込んでいて、素晴らしいなと感じました。

たぶんとてもお若いのですが、きちんと品のある振る舞いに私は目が釘付けになりました。
「あのメイドさんかわいいね…」
気がついた時には、同席した友達に呟いていました。

しばらくして、お冷を注ぎにそのメイドさんがこちらのテーブルに来てくれたので、挨拶を交わしました。
そのメイドさんのイニシャルは、Mちゃん。
(許可が取れたら、お名前書きたいな)
メイドさんは、「メイド長さんの知り合いの方なんですね。はじめまして、Mです。」と丁寧な自己紹介をしてくれました。
私も名前を名乗り、たしか
「すごくかわいいですね。すごく透明感がありますけど、普段は何を食べて生活しているんですか?」とそんな話をしました。
Mちゃんは、「今日は具のないうどんを食べました。」と答えてくれました。
野菜が苦手なようで、主にチョコレートと具なしのうどんを食べている、とお話してくれました。

この時は、かわいいな〜と思っている段階だったのですが、そんな会話をしている時にメイド長の子が私達のテーブルを挟むような形で、Mちゃんにトレイを渡そうとする仕草をしました。

するとそのMちゃんはそれまでの朗らかな顔色から一変、キリッとしたまじめな表情に変わり
すぐにお話を止め、ササッと私たちの背後に周り、客の目の前でトレイを受け取ろうとはせず、しっかりとメイド長の方に移動し、トレイを受け取り
お客様に失礼のないようにウェイトレス業務を行っている姿に目が釘付けになりました。

『あ!好きだ!』

その時、私はMちゃんに対して、好き!という気持ちを確信しました。

かわいいメイドさん…それだけでももちろん大好きです。
けれどやっぱり私は「メイドとしての業務」を放棄しない「まずはウェイトレス業務」これを第一にまじめに一生懸命な姿に胸を打たれました。
メイドカフェで勤務するにあたって、お客様とコミュニケーションを取る事も大切なことだと思います。
けれど、私の中でのメイドさんは「ご主人様、お嬢様のためにテキパキと働くメイドさん」であり、まずは飲食業のウェイトレスとしての仕事が一番優先。
それを放棄して、椅子やカウンターに寄りかかりながら話し込んだり、そう言ったことは絶対にしたくない。
という思いがあるので、そんな表情が変わるくらいに真面目な姿を見てしまった私は「このメイドさんが好きだ」という気持ちで胸がいっぱいになりました。

それからと言うものの、私はもともと友人がメイド長をしているから遊びに行くはずだったそのお屋敷にMちゃんを目当てに行くようになっていました。

当時勤めていた会社はなかなかお堅いところであり、電話での応対一つにしてもかなり厳しい対応を求められており(そのおかげで、丁寧な言葉遣いや、ビジネスマナーが身についたと感謝しています)
電話対応のコンクールに会社を代表として出るように促されるなど(有難いのですが…)
なかなかのストレスを抱えていました。
定時近くになると
「アー今日もMちゃんに会いに行こうかなぁ。」
そんなことをぼんやり考えながら、定時になるとすぐに荷物を抱え、お屋敷のある最寄駅まで電車に乗って向かいました。

最寄駅のお手洗いでバッチリメイク直しをして、少しでもMちゃんの前では綺麗な私で居られるように、夏はボディーシートで汗を拭いたり(もちろん無香料)
マウススプレーをしたり(キモいって思った?臭い方がキモいじゃん〜〜〜)
仕事で疲れた顔を少しでもフレッシュにできるよう
一生懸命メイクを整えていた事を思い出します。

Mちゃんは出迎えてくれる時は、本当に嬉しそうに、とろんとした優しい顔で出迎えてくれました。
初めはメイド長の知り合い。ということで、どこかピリッとしていた所も
私が明らかにMちゃんにメロメロになっているのが伝わったのか(笑)
Mちゃんも次第にリラックスしたように出迎えてくれるようになりました。

Mちゃんとの日々には、印象的なエピソードがいくつかあります。
私が会社のストレスで胃が痛いと言っていた時に、オーダーしたオリジナルカクテルを
温かい紅茶をベースにした、やさしい甘さのドリンクに変えてくれて
飲んだ時には、温かいやさしいフルーツの甘さが胃をじんわり温めてくれて、Mちゃんの心の温かさのようで本当に涙が出そうなくらい嬉しく
私は、やっぱりMちゃんは最高のメイドさんだなぁ…。
メイドさんになってくれて、本当にありがとうだし、嬉しいなぁ…。と幸せを噛み締めた出来事がありました。

また、私が店内でまったり過ごしていた時に、急にご帰宅ラッシュが続き
どのようにお席に案内するかを他の先輩メイドさんと相談している時に
ふわふわしたお顔から一変、キビっとした表情に変わり「あの席とあの席をくっつけたらご案内できます」と凛とした顔で先輩に提案したのです。

『わー…やっぱりMちゃんいいわぁ…』
(本当に気持ち悪くてすみません)

こうして私は、Mちゃんに毎日胸をときめかせ
ご帰宅すれば必ずチェキを撮り
何か会社で嫌なことがあってもMちゃんのことを考えればスッと胸が落ち着く。
そんな日々を過ごしていました。

ところが、そんな朗らかな日々も、とある出来事で終止符が打たれるのです。

お屋敷の閉館でした。
つまり、Mちゃんの所属店舗の閉店です。
Mちゃんとの、突然のお別れ。
会えなくなるということです。

これには大変驚き、どうしよう。という思いで胸が苦しくなりました。

そこからは、通えるだけ通った記憶があります。
なるべく多く、Mちゃんのお給仕を見ていたい。お給仕を受けたい。チェキを撮りたい。
それを実行に移し、Mちゃんのツイッターの画像を保存し(これは初めからそうだった。笑)
Mちゃんとの時間を大切に過ごしていました。

そして実感がないまま、最終日を迎えました。

店内は満席で、私は窓際の席に座ったのを覚えています。
Mちゃんがいつも通りお冷を置きに来てくれて、最終日のメニュー説明をしてくれました。

お互い、どういう心持ちでいればよいか分からない、と言った感じに
少しぎこちない感じで、私もメニュー説明を相槌を打ちながら聞いていました。
メニュー説明が終わり、私は顔を上げてMちゃんにメニューを説明してくれた事をお礼を述べ

「なんか…さみしいね…」と少し笑いながら口にしたのを覚えています。

途端、お互いジワジワと涙が溢れ
そこから一気に思いが溢れてしまい
お互い泣きじゃくるようになってしまいました。
(ネタかよ、と思うかもしれませんが、この時店内のBGMがCLANNADの【だんご大家族】でした。やめてーーーーーーーー)

Mちゃんの最後のプレゼントとして用意していた、
かわいくて繊細なMちゃんにとびきり似合う
ジルスチュアートのコスメが入った小さな紙袋を手渡し、
想いを込めた手紙も渡しました。
(5、6枚くらい書いたんじゃねぇの…?当日のわたし)
レターセットは、Mちゃんの大好きなマイメロディでした。

Mちゃんは、ぽろぽろと涙を流しながら、何度も私にお礼を伝えてくれました。

その日のMちゃんは、ご主人様がご帰宅される度に扉の前で泣いてしまって、ご主人様は小さな子どもをあやすように、そんなに泣かないで。と優しく笑いながら声をかけたり、微笑んでいたりとみんなで大泣きするMちゃんを見守るような雰囲気になっていました。

凛としたお給仕をするMちゃんの一面を知ってから、どこか大人っぽくも感じていたのですが
感情が溢れるままぽろぽろと涙をこぼし
「やだ〜!」と声をあげるMちゃんを見て
『あぁ、Mちゃんだって、年相応の女の子なんだよなぁ』と思いました。

いつもはちょっぴり背伸びをして、
お給仕をまじめにめいっぱい頑張ってくれていた事に、感謝の気持ちがいっぱいになりました。

その日のMちゃんのチェキは、Mちゃんのピンショット。
私がプレゼントした、ジルスチュアートの小さな紙袋を大切そうに抱えて、涙を浮かべながらもかわいらしく微笑んでくれた
最後にふさわしい、優しいチェキでした。

そして、私の出発の時。

Mちゃんを先頭に、私の知り合いのメイドさんたちが何人もぞろぞろとエレベーターの前に集まってお見送りに来てくれました。

Mちゃんは、泣きながらも、私の名前を何度も読んでくれて見送りの言葉をかけてくれました。

しかし…この状況の中、私とMちゃん以外のメイドさんは実はあっけらかんとしていました…(笑)
理由は、そう…
知り合いのメイドさん達いわく
「もぅ、ほぼ知り合いみたいなものなんだから連絡先交換すればいいのに〜!笑」というそんなに大事じゃないでしょう!という単純な理由。
(これはこれで、今生の別れではないんだな、と理解ができて嬉しかった)

けど、ちゃうねん。
そうじゃないねん!!!!!!

女とか、お嬢様とか、知り合いとか、元メイドとか
そう言うものではなくて
私は一人の人間として、Mちゃんを推している。
Mちゃんのファンなのである。
Mちゃんのご主人様なのである。(お嬢様とはあえて言わない)
だから、連絡先を交換するような
そんな繋がりみたいなことは
したくないのである。
そんなの、女とか、元メイドを権力に振りかざしているようなもんじゃん…?
そんなの絶対いやだ。

私とMちゃんは涙を流しながら、エレベーターが閉まるまで見つめ合い、後ろでは知り合いのメイドさん達が声を出して笑っている…(笑)
これ、本当に同じ世界なのか!?ってくらいのカオスな状況に、脳内が混乱していましたが、エレベーターが閉まり切り
最後まで目に焼き付けたMちゃんのお顔は、等身大の女の子、最後まで私に真摯に向き合ってくれたメイドさんの姿でした。

『…あの子…泣いてたぞ…!?!?!!っっっ!?!?!!!!!!!』

本当に気持ち悪いと思いますが、下りのエレベーターの中での私は、心の中でこう叫んでいました。
マジのマジでラノベ主人公、ギャルゲーのプレイヤーです。

好きなメイドさんを泣かせるなんて、言語道断。
私にとっては、掲げるまでもない
ごく当たり前のことです。

メイドさんには笑っていてほしい、
お給仕を楽しんでほしい。

仕事だから、大変なこと、辛いこと、時には悲しく傷つけられてしまうこともあるかもしれない。

けれど、自分がメイドさんと接している時間は
どうか『メイドさんをしていて良かった』と思えるような、ハピネスな時間であってほしい。

だからこそ、初めてメイドさんを泣かせてしまったこと。
これが本当に本当に悔しくて悲しかったのを覚えています。

エレベーターが完全に降り、地上に出た時に
街並みのカラフルな看板や楽しそうに行き交う人々が広がり
Mちゃんのというメイドのいないこの世界に
急に現実感を突きつけられました。

ちびまる子ちゃんの描写でよく出てくる、顔に縦線が走っている表情になった私は
「…帰らなきゃ…」
とりあえず、そんなことをぼんやりと思った気がします。

帰らなきゃ、現実と向き合わなきゃ…
明日から会社で仕事が手につくかな。
夕飯どうしよう。
今日はもう食えないよ…

Mちゃんはこれから、どうするんだろう。
Mちゃんのアカウントは消えちゃうのかな。
…Mちゃん…

今までのMちゃんとの出来事がブワーッと思い浮かんできて、私はトボトボと駅に向かって肩を落としながら歩いていました。

そのとき、ふと、自分の足元を見ながら思ったのです。

『てか…推しのメイドさんの卒業って、こんなに悲しいの!?!?!?!もしかして、私の卒業式も、同じような思いをご主人様はしてたってコト!?!?!?!』

私は本当に鈍感で、
知っている人ならなんとなく分かっていると思うのですが
『まさか自分が』という考えがある人間なので

『みらとさんを推してます!』
『みらとさんカワイイ!』
『応援してます!』
『すき!』
とはっきりと言われないと、応援されていることに本当に気づかなくて(ごめんなさいごめんなさい)
今まで何人ものご主人様、旦那様に『応援しているのに気づかれない』と悲しませてきているようです…。(周りのメイドさんから報告を受けたりする)

これについては、本当に自分の至らなさです。
けれども、理由のひとつとして
『誰に対しても、基本はフラットに接して行きたい』という気持ちがあるため
『まさか○○さんは、私が特別なんてことないでしょう〜(ポリポリ)』という感じになってしまうのです。
すみません!
(ガチで応援してる場合は、ガチですって言ってね。そしたらすぐ分かって嬉しい!)
ガチ恋は困るけど。気持ちだけ感じておくね。)

なので、私はこの時にどれだけ自分が自分の卒業式に参加した人を悲しませてきたか 寂しい思いをさせていたのかを知り
『もしかして俺…むちゃくちゃ薄情者だった…?』と
またもやちびまる子ちゃんの縦線顔になってしまい、ゴーン…という効果音が頭の中を響き渡りました。

【初めての推しメイドと、さようならをした日】

私は、そうか、そういうことなのか。
こういう感情なのか。と心の中で、コーヒーとミルクが混ざっていくようなゆっくりと理解を落とし込む感覚になってゆきました。

だからこそ、
もしもメイドの私を応援してくれる人が居るなら。
目の前の方を全力でハッピーにしてあげたい。

無限にあるわけではないこの時間の流れは止められることはできないけれど
ゆっくりに感じさせてあげることならできるかもしれない。
思い出は、体感として戻ることはできないけれど
懐かしい絵本を読むように、ふと読み返すことができる。
読み返す絵本が少しでも、尊い時間であったらいい。
また、新しい絵本が創り出されることがあることを、信じてもらいたい。

そんな思いで、私は現在【野良メイド】をしています。

ここまで読んでくれたあなたは…
相当な…
みらと推し!!!だぞっ!!!笑笑笑
ちゃーんと名乗り出てくださいね😀(圧)(圧)
(圧)

宇佐美みらと