たくさんの男の人たちが、サイリウムの光をひとりの女性に向ける。
その光景を見た時に小学生の時に男子からいじめられていた私は、「男の人が、まっすぐ女の人を照らす。こんな光景があるんだ。」と目が離せなかったのを今でも覚えています。
小学校によってちがうのでしょうが
私のクラスは、なぜか「男子が女子に優しくするのはカッコ悪い。変だ。」という印象が強くありました。
それは担任の先生も気づいていたようで
「3組は変だ。1組は男女関係なく仲良くやっているのに、変によそよそしい。」
と言われたことを今でも覚えています。
(そんなの言われなくても、子供の私たちだって気づいているし、どうしていいかなんて思春期が始まったあの頃は分からなかった。むしろ、それをどうするかが貴女の仕事では…と今では思う。)
だから、恥ずかしいとかカッコ悪いとか、そんなことを抜きに
というか、まるでそんな考えまるっきりないような感じで
1人の「桃井はるこさん」をピンクのサイリウムで照らし、とっておきの曲にはウルトラオレンジ(UOってやつですね)サイリウムをタイミングよく折り、照らす。
その男性達のまっすぐ伸ばされた腕が
私の中で「いいんだ。」と呟き
私が照らされている訳ではないのに、私の心も明るく照らされたように感じたのが今でも忘れられません。
自分が主役でなくていい。
自分の承認欲求を満たすわけでもない。
ただただ、ひたむきに「応援する姿」それはとても美しいことだと思います。